福田記念医療技術振興財団は、フクダ電子株式会社の創業50周年記念事業の一環として、創業者の福田孝氏により設立され、平成2年11月1日、当時の厚生省(現厚生労働省)に認可されました。公益法人制度改革に伴い、平成22年4月1日から内閣府認可の「公益財団法人」となりました。
当財団は、医用電子工学(Medical Electronics以下「ME」という。)を利用した医療技術の研究や当該研究に関する国際交流に対して助成を行うなど、MEを利用した医療技術の振興、普及を進め、もって国民の保健衛生の向上、福祉の増進に寄与することを主な目的としており、多くの研究者の方々に対する助成や支援を行っております。
具体的には、研究者への研究助成事業、研究留学や国際会議への出席または海外の研究者の招聘などに対する国際交流助成事業、雑誌等に発表された優秀論文の表彰事業など、これまでに助成した件数は800件を超え、総額は9億円に達しようとしています。また、これら助成を受けられた方々の研究報告等をとおして医療技術の振興や普及向上に資するため、毎年『福田記念医療技術振興財団情報』を発刊し、関係者や大学等にお配りいたしております。
これまで、初代理事長の大島正光先生、杉本恒明先生、細田瑳一先生と歴代理事長のリーダーシップのもと、財団は安定的に事業運営を続けてきております。おかげさまで、令和2年11月には設立30周年を迎えることができました。それを機に、助成規模を拡大し、日本の医療技術を支える次代の研究者の皆様のお力となるよう充実を図っております。研究者の皆様方が当財団の事業の趣旨をご理解いただき、ご自身の研究に有効活用されることを期待しております。
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